お中元の季節が目の前!アイデアに詰まったとき参考にしたい考え方
GWが終わるともう夏の準備を・・
GWはいかがお過ごしになりましたか?様々な行楽や経験をされたと思いますが、つくづく世の中は体験の宝庫であり、その気になればいろんな気づきがあると実感しています。
4日には子供をつれて釣りに行きました。都内の大きなプールを使っての期間限定フィッシングエリアですが、釣った魚を自分で塩焼きして食べられるという企画です。私含め初体験の方が多かったようですが、たかが魚をさばいて焼くだけでもいろんなノウハウがあり、基本を踏襲しないと悲惨な結果が待っています。説明を読まない、専門のアドバイスを無視して我流に走る人は上手くいかないのはどの世界も一緒とつくづく感じました。
さて本題です。基本は大切ですが、基本ばかりでは相手に飽きられたり、マンネリ化することもビジネスでは多々あります。GWが終わるとお中元の配送を視野に入れなければならないわけですが、皆様はいろいろな工夫をされていますか?「毎年、百貨店に発注して3000円程度のモノを届けてもらっているけどそれが何か?」そんな声が聞こえそうです。
それはそれでよいことなのですが、我々は感動と喜びの経営革命を標榜しています。いかに感動してもらうか、いかに喜んでいただくかを中心軸においています。受け取る相手の目線に立ったとき、今送っているお中元は1「どこの会社もやっているアタリマエのお中元」ではないでしょうか?2「これは気が利いているねえ・・一味違う!」という評価がいただけていますか?!弊社では3「え!こんなお中元はもらったことがない!マイッタ!」といってもらえるものをめざして、この感動経営革命を提唱しています。
ライバルに差をつけるお中元
さらに上の段階もありますが、少なくともビジネスでは通常ライバルが存在しますので、ライバルが真似できないようなサービスレベルを確立するためにはどうするか?そうした発想が必要不可欠であり、実際にライバルとの差別化を実現していっています。
そのための一つの手法として「構成要素を紐解く」という考え方があります。これは様々な変化・工夫を可能にしますので、今回はお中元を一つの例としてお伝えしていきます。実践的な思考方法なので取り入れてみてはいかがでしょうか。
先ず縦軸に先の考え方 1アタリマエ 2一味違う 3マイッタという考え方を取り入れます。この場合3段階のフレームができます。そして今度は横軸に構成要素を考えていきます。そのものは何によって構成されているのか?という概念です。お中元の場合、箱 上蓋、包装、熨斗 中身 挨拶状などがこれに相当します。更に展開すれば、送るタイミング、送り方、フォロー連絡 大きさなども構成する要素になってくることでしょう。縦軸、横軸で区切られた一覧表のマスのなかに考えられるものを書き込んでいきます。
お中元を贈る相手に対する考え方の基本は、あくまでも相手が喜ぶ、感動する 相手が主役主人公になれる、相手に元気・勇気を与えられる、などが考え方の中心となります。こうした方向性をもちながら一つ一つ具体的に埋めていくことで感性が磨かれ、いろんなアイデアが出るようになっていきます。
複数のメンバーで考えることができると更に深掘りできることでしょう。例えば上蓋の一味違うマスの中には「箱の上部に筆文字で相手の名前を入れて 我が心の師匠 ◎△◇◆様 私が愛してやまない逸品を◎△様だけにお届け致します!等の一文を入れる等と書き入れます。たったこれだけの一文がプラスされるだけでも相手からすると価値が違ってくるのではないでしょうか。こだわりがあっても実際に送る品物自体では相手からしたらそれほど差はつきません。差をつけられるのは送る人の気持ちの表現方法と喜びの技術です。
こうした発想は贈答品はもちろん、延長線上には様々な応用が可能です。宅配便で送る場合でも伝票の送り先に相手の名前だけでなく 我が人生の師匠 ◎△◇◆先生 となっていれば、これもまた小さくてもインパクトがあります。発見されたときの驚きがあります。
言葉と表現を磨く
言葉は心のうちに溜め込むためにあるのではなく、相手に発して伝えるためにあるのです。そして、どうせならよい言葉、嬉しい言葉を発して笑顔を引き出したり喜んでもらったりすることに使いたいものです。
日本人は昔から余計なことはしゃべらない国民性があります。ましてや、お世辞ややゴマすりみたいな言葉は使いたがりません。しかし、自分が褒められたら嬉しいと感じるのであれば自分がされてうれしいことをどんどん他人にして差し上げることです。
言葉の価値に蓋をしてしまうのではなく、言葉を磨き、耀かせて相手の心に届かせることを是非意識してください。こうした姿勢があれば今までとは全く違うお中元のあり方が創造できるはずです。 相手を喜ばせることを考えることは実は自分を喜ばせることに他ならないことを是非実感していただければと思います。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。