今、ビジネスの世界で時代が一番求めている○○力
経営セミナー開催
１０月２８日(金)に「戦う前に勝つ仕組みを持つ！発想革命講座を開催しました。建設関係業界の方が６０％、士業３０％、医療関係技術者１０％という参加構成には時代を大きく反映していると感じます。
長い間、製造業、販売会社、サービス業などの経営者、営業幹部の方々が参加の大半を占めてきたわけですが、今は士業を含めたコンサル系の方々が大勢参加される時代になっています。
１０月３１日の日経新聞一面に「働く力再興 会社にしがみつく時代は終わった」という記事が掲載されました。日本の会社は長い間、終身雇用や年功序列で労働者に安心して働く環境を提供してきたが、高い技術と志をもった労働者を増やすことが肝要で、企業と働き手は新しい関係を求められているという内容でした。
こうした環境の後押しもあり、独立される方が増えたのも事実です。結果、営業力の弱い個人事業主、集客ノウハウのないコンサルタントが大勢誕生し、営業力強化のセミナーに集まる傾向にあります。コンサルタントに集客ノウハウを教えるコンサルタントが繁盛する時代なのです。
選ばれる力を磨く
さて、本題です。こうした背景を踏まえて今一番求められている能力は･･一言で言えばやはり営業力です。現在、法律業界に携わる先生の研修を行っていますが、この場合のテーマは新規案件を取ってくるということではなく、なにかあれば自分のところに相談に来てくれる仲間、人脈をいかに増やしておくか、その時に選ばれる魅力と人脈を今から構築しておくということです。
例えば、普段から親しくしていただいている親しい関係の弁護士先生と、名前はよく聞くものの面識のない弁護士先生・・どちらに相談に行くでしょうか？ファーストコンタクトは前者に決まっています。親しくしているのであれば相談されないはずがありません。仮に相談内容がその方の専門外であったとしても、その道に通じた専門家を紹介してもらえることでしょう。しかも自分や案件との相性まで考えてもらえることができます。
このように、なにかあれば相談できる関係をいかに築くか、いかに相談されやすい立場を構築しておくか、そのパイを増やすことそのものが法律関係者の営業努力ということになります。その引き出しを、吸引力を強くするために様々な発想と具体策を学ばれているのです。先生と崇められる風潮の業界ではかなり先進的な考え方といえます。
人生は営業活動の連続
人は生まれたときから死ぬまで営業活動を行っています。生まれた赤ちゃんは泣いてお母さんにミルクをせがむことも立派な営業活動です。嫌われたら生きていけません。子供は何とか親のご機嫌を取ってお小遣いを増やしてもらったり物をねだったりします。親の機嫌を取らなければ実現しない立派な営業活動です。学生も当然社会人も上司になっても社長になっても、そして家庭でもそうですが、自分の意図する方向へ物事を進めていくことを営業活動と呼ぶならば日々はその連続です。
そのためにはある能力を発揮しなければなりません。ひとつは「かわいがられる魅力」です。「この人はかわいいな」と思われることが重要です。嫌われたら思う方向へことが運びにくくなります。遠回りしなければなりません。かわいがわれるためには心配りの技術と心が必要になります。もうひとつはなにかあれば相談される人徳です。頼りにされる、尊敬される、親しみやすくこの人に任せたい、と思わせる器の大きさを磨かねばなりません。こうした姿勢や構えは知識を詰め込んだだけでは備わりません。人間力を磨くことを通して身につくものです。
これは相手が喜ぶこと、感動することを徹底して考え抜き、実践していくことを通して「感性」を磨くことから始まります。この「感性」という言葉の中には様々な要素が詰まっています。相手が喜ぶことを創りだす想像力、コミュニケーション能力、表現力、感謝の心、本質を洞察する力他。心理学では有名な「鏡の法則」を実践＝喜びを与えることを考え抜いて実践することで相手が好意的な反応をしてこちらを好きになり、ファンになるという心理と真理を徹底していきます。そうすると今まで見えなかった人間関係の絆＝真の営業力の世界が開けてきます。ギブアンドテイクのテイクを先行させると絆は先細るばかりです。このギブの徹底探求こそがもっとも必要な営業力の重要な要となるのです。この話を聞いて「なんだ、そんなことか」と感じられたら、実はそこに大きなチャンス、可能性があるのです。そのことを発想革命講座で紐解いています。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。
