また会いたいといわれる接客の祭典
S1サーバーグランプリ
このイベントををご存知でしょうか?飲食業界活性化のためにサーバーの接客レベルをあげるべく、おもてなしの心と技を磨き、従事者の自信と誇りを高めて繁盛店育成といった趣旨に賛同された全国の飲食業関係者がその接客技術を競う大会です。
ひとことでいうなら「もう1度会いたい!」と心から思えるサーバーを選ぶ全国大会です。地方予選を勝ち上がった精鋭が3月15日に東京に集結しました。
出場された12名の共通点は 1)笑顔がすばらしい(わざとらしくない自然で元気ある表情)、 2)声が美しくよく通る(にぎやかな居酒屋で働く方の必須条件でもあります)、 3)飲食業が好きで好きで仕方ないという姿勢とオーラ、 4)おもてなしを本気で研究・実践して天職・天命という次元を感じさせてくれる、などです。そのようなサーバーとそれを応援する方々で熱気に溢れていました。
幾つかの審査とプレゼンで競います。例えばクイック対応審査ということで次のことを1分間で答えます。1)料理に髪の毛が入っていると指摘されたらどうするか?2)お客様の忘れ物のスマホを見つけたらどうするか、3)お客様がお店の入口に立っているその写真を見て様々な情報を読み取り、その対応を語ります。
ロールプレイ審査では1クレーム対応、2客同士のトラブル、3無理難題というテーマの中からひとつ選び、実際に審査員が客の役になってその対応、手際よさを審査します。
こうした審査のひとつひとつから御客様への熱い思い、歯切れのよさ、ウイットに富んだ対話、豊かな情報、機転、ソツなさ、盛り上げ方、テンポ、コミュニケーション、食材へのこだわりなどが垣間見られました。
最後に自分の思いを熱く語るスピーチで締めます。食材に対するこだわり、地方創生への思い、親への感謝、天職としての仕事への愛情、御客様への思い、業界を担う若い人たちへのメッセージなどが伝わりました。熱い思いを聞いていると自然と涙が出てくるときもあります。優勝者はさすがにまた会いたい!と心から感じさせてくれる笑顔の素敵な女性でした。
また沖縄代表はまだ22歳の若い女性でしたが、しっかりした接客と飲食業への思いが際立っていました。印象的だった言葉は飲食業を営まれるお母さんから教わったという「すべてのお客様に恋をする」という言葉。こうした思いと情熱で仕事をされる方はどんな仕事につかれても成功されることでしょう。
弊社とはまた違う切り口から感動経営にチャレンジされている大会ですが、向かう方向は同じです。お客様に選ばれる営業、御客様にファンになっていただく経営・・、熱気と元気と感謝と感動と喜びに溢れた5時間・・どんな業界であっても必ず参考になりますのでおススメです。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。