伸びている企業は○○が違う
研修開始
ある会社の企業研修がスタートしました。昔お世話になった企業でとても伸びています。社風も勝手はある程度は理解していましたが、改めて伺ってみて感動することがありました。
ところで、この企業はある分野で既に県でNo.1の実績を誇っています。昔,研修をさせていただく前は12位でした。ベスト3に入りたいという志でセールス革命研修が始まり、3年間しっかり取り組まれました。そして現在はというと10年以上連続でNo.1!
もちろん弊社の研修だけでなく様々な取組みをされたことは言うまでもありません。しかし,社長にお会いするといつも「お世辞ではなく本当に感動営業のおかげでここまで来れた」といっていただけます。リーダーシップを発揮して様々な取り組みをされた結果であるとしてもこれは本当に有難いお言葉です。
研修を決めた理由
そして今回、心新たに弊社の研修を決意されたのは、初心回帰、マンネリ化防止、脇をがっちりと締める為でもあります。同じことを続けていると人はどうしてもマンネリ化します。最初は心がこもっていた行動もずっと続けていくうちに単なる作業になってしまうというのはよくあることです。
成長し続ける会社はこうしたところから綻びが出ることを知っていて常に危惧しています。危機感を持って常在戦場の姿勢で臨む会社がやはり強いですね。ということで安定的に伸びている会社に共通する共通点のひとつは教育がしっかりとされていることです。環境整備、接遇、専門知識、その他いろいろありますが、教育に投資を惜しまない、ということが大切です。金銭的、時間的な意味ももちろん大きいのですが、今、何が足りてない、この先何が重要かという、本当に必要なものを見極める力=眼力を発揮して必要な教育を柔軟に行い続ける構えがあるかどうかです。
そういう社風の中から育つのが組織のハードです。知識の詰め込み、とってつけた教育はソフトの詰め込みのようなものです。そうなるとパンクするか未消化のまま終わるかしかありません。ハードを最初に鍛え上げて容量=器を広げておけば、様々なソフトがすんなり入って活かすことができます。
戦う前に勝つ
実際、先の会社の場合、研修は20歳代から50歳位までの中堅女性社員で構成されましたが、大容量ハードを思わせる行動が際立っています。眼差しが真剣、メモをとる回数が多い、笑顔がすばらしい、素直に人の話を受け取る、お辞儀の角度と姿勢がまとまっている、突然コメントを求めても的確に自分の意見を言える表現力、何より好奇心・向学心が旺盛。
いかがでしょう。こうした資質が光っていれば大概の教育はすっと浸透していきます。つまり実践に活かさるということです。このような受講姿勢は経営者のリーダーとしての在り方が根本にあります。会社は経営者の器以上にはならない、ともいいます。一年後、このメンバーが自信と実績と戦略発想を持ってさらに活躍されることが目に浮かびます。ある意味で「戦う前に勝つ仕組み」とはこういうことかもしれませんね。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。