AI時代のサバイバル能力
ビジネスの基本
AIが人類の英知や想像を上回る、劇的な進歩をもたらす、ということで注目を集める昨今、あらためて考えてみたいことがあります。不安・不快・不便などの「不」を取る・・これが商売の基本です。AIは人材不足を解消したり、生産性・正確性を劇的に向上させたりと、不便を飛躍的に解消し、恐ろしく便利になることでしょう。
誰から買うのか
しかし、社会が注目するということは、皆がまた同じことを行っていくということでもあります。飛躍的な文化・革新が生まれればそこに注目が集まり広がっていく・・、AIの場合、従来の発想では計り知れない可能性があることは間違いありませんが、業界各社が同様に注目して取り組めば、今と同じような競争自体はやはり避けられない=変わらないと考えるほうが自然です。同業他社のと差別化は難しい、を前提にAI時代に備える必要があります。
そして大切なことは・・どのような時代であっても買う相手は誰でもいいというわけではないということです。同じような商品が数社あれば、やはり魅力のない会社や営業マンからは買いたくはありません。不変の真理といえます。「買いたくなるような魅力」「選んでいただけるような魅力」をまずは会社や営業パーソンが備えていることは必要であり、ないがしろにできることではありません。人間社会では感情が決定権を持っています。「人が決める」、この意味を熟考しながらAI時代を迎えるべきではいないかと思います。
歴史は繰り返す
人材を鍛えておくこと=魅力的な営業部隊を育成しておくことは必須です。これまで環境整備などの基礎の上に様々な営業文化や技術が乗って、会社の実力を形成してきたように、AI時代でも磨かれなければならないものは同じなはずです。人に心がある限り、キーマンの心の琴線に触れるような行動、つまり感動・喜びをというキーワードで組織を育成し、不満や不快を満たすような構造を作る戦略を持つことが大切ではないでしょうか。人の育成はやはりカギです。教育を怠った企業は衰退します。人は石垣、人は城、企業は人なり 世は変わってもこうした不変の真理をじっくり咀嚼して、来るべき時代を迎えたいものです。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。