幹部に必要なのは〇〇の先取り
いいことがあったら人は「ありがとう」と言います。嬉しいことがあると「笑顔」になります。恐らく誰でもそのようにするでしょう。これは言い換えると嫌なことがあったらしかめっ面にも不機嫌にもなるという事です。怒りだすこともあるでしょう。ある事象に対して素直に反応するという感情は自然なことである一方、湧きあがる感情に振り回される、という事でもあります。
これに対して、ありがとうといつも言っているともっとありがとうと言いたくなるようなことがおこる、笑顔でいるともっと笑顔になれる嬉しいことが起こる、という考え方があります。
誰でも機嫌がよく、ニコニコしている人が好きです。それは人に限りません。犬猫でもそうですし、情報もお金も機嫌がよい人に寄ってきます。だからいつもニコニコしていましょう、自分で自分の機嫌を取りましょう、というと「そのほうがいいことはわかっている、でも実際には難しい・・」という声が聞こえてきます。
最強のセルフディフェンス言葉「そうは言っても・・」この言葉を発動することですべての可能性を閉じてしまうことにもなりかねません。「そうは言っても難しい」という意見に対しては「そうは言ってもやりもしないで言うのはやめましょうよ」と言いいたくなりますね(笑)。
出来事に意味付けできるのは自分しかいません。せめて、機嫌のマネジメント(選択)が先にできないというのであれば「出来事に対しての構えを持つ」ことから始めてはいかがでしょうか。出来事から学ぶ、と決める。不平不満、文句・愚痴を言う前に「このことは何の学びだろうか?」と考える習慣をつけること。
マインドフルネス的にも出来事に対してラベリングするという考え方があります。湧きあがった感情がどこから来ているのかを省みて「嫉妬」とか「怒り」とか「孤独」「寂しさ」などのラベリングを行い
なぜその感情を選択したのかを掘り下げていきます。それにより自分の考え方・価値観が明確になったり、少し冷静になれたりします。腹が立ってもよいと決めておいて、ただそれは一瞬にして、その後はラベリングにより冷静になると決めておく、それだけでも今まで感情に振り回される世界とは一線を画すことができるかもしれません。
そして徐々に感情の先取りの構えに向かっていけば、きっと今の数倍魅力が高まり、人や情報やラッキーが寄ってくると思います。感情の先取りの第1段階は今日一日機嫌よく過ごすと決めてみる、感情に流されそうになったらラベリングすると決めておく。
近寄りにくい上司になるか、相談しやすい上司になるか選択できるのは自分です。やっぱりニコニコしている人がモテるのです。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。