君はどう思う?(What do you think?)
英会話教室の発表会にて
6歳の息子の通う英会話教室の発表会がありました。 幼児、小学生中心に高齢者のクラスの発表もあり、それぞれ思いをこめて一所懸命スピーチする姿が印象的でした。子供の右脳を鍛えて天才を作る、高齢者の脳を活性化してボケない生活を送る、がテーマのこのスクールはもともと群馬県にあり40年以上の歴史とすばらしい実績を持っています。群馬県では知る人ぞ知る存在です。
このスクールの卒業生には医者も多く輩出し、アメリカの大学院を修了された方も数え切れません。学長の3人のお子様たちも全員海外の大学院修了、そのうちの1人は著名ピアニストとして活躍されていますので、実に説得力があります。
発表会途中、このスクールを卒業したOB、OGの挨拶があり、4名が壇上に上がりました。そのうちの1人は名前を伏せられましたが、どうやら一部上場企業の社長で、アップル本社副社長までされた方でした。
スティーブ・ジョブスと一緒に仕事をされたご経験から色々振り返られたのですが、私がお伝えしている「戦う前に勝つ仕組み」作りの根幹となる「ビジネス帝王学」とも相通じるものでしたのでご紹介したいと思います。ここからはF氏のことばを思い出せる範囲でそのままつづります。
→スティーブ・ジョブスは常に「what do you think?」と聞いてきます。例えば、今日も(発表会)舞台の上に看板が吊り下げられています。細く白い糸で吊り下げられていますが、それについて君はどう思うのか?という具合に常に問いかけてきます。太さはどうか、白ではなく黒のほうが目立たなくてよいのではないか、長さとか色々感じることを自分の言葉で伝えていくことが求められるのです。
アップル本社での毎週の会議がこんな調子であり、聞かれて「特にない」と答えた人は翌週の会議にはもう参加していません。そういう世界です。スティーブは自分にない考えを常に求めていて、それがない者はそこにいる価値がないということです。いろんなことを感じる力が必要だし、それを言葉にして発することが大切、私はこう思う、と言って表に出して議論したり、調整したり、ひとつの答えを作り上げたりするわけです。・・・以下略
問題意識ということばがありますが、普段考えていない人間がいきなり意識してもできるものはありません。日常からものをみたり聞いたりする中で感じる力を培うこと、自分はこう思う!ここが違うのではないか、ここをもっとこうするとよくなると思う、といった考えを言葉にして発する習慣が道の開拓に繋がり、大きな結果につながっていくことを改めて実感しました。
感動経営革命
私が発行しているメルマガのタイトルには「言葉をちからに」と入っています。また弊社の経営理念は「感動をかたちに、喜びをちからに 感謝をこころに」です。まさに感性の世界。人の喜びをわが喜びとする、その思考と創造と実践の中で培われる自信とモチベーションをエネルギーにして更に推進して成果に結び付け、感動経営革命を推進しています。
経営者から「最近の若い人が何を考えているのかよくわからない」と言う言葉を聞いて久しいですが、最近特に顕著です。それは自らの殻にこもってゲーム、スマホ主体で生活しているからというのもあるのかもしれません。人とのかかわりが少なくなると楽ですが、コミュニケーション能力はどんどん衰えます。対人関係はますます面倒になります。会話する時間が圧倒的に少なくなりますが、1日に15分間以上、人と会話しているか、していないかで脳の退化のスピードが全く違うという話を聞いたことがあります。
いろいろ難しい時代ではありますが、心して「ありがとう」が飛び交う世界を作る意識が社会全体、ビジネス活性化、そして個々人の能力強化に繋がると信じてまい進していきます。感動・喜びという最強・最高の刺激を脳に与えながら、感性そして営業力を磨き、よりよい人間関係と業績を築いて公私・物心ともに繁栄する一助とすることができればと心から思います。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。