感性を磨く感動体験の紐解き そのときわたしは① | QM East
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感性を磨く感動体験の紐解き そのときわたしは①

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感性を磨く感動体験の紐解き  そのときわたしは①

感動エッセイ

様々な業界、業種のトップ、幹部がセールス革命研修で営業の「戦う前に勝つ仕組み」作りに挑戦されています。経営者、営業幹部はもちろんですが、営業にはあまりご縁がなさそうな業種の方々も参加されています。士業、医療、教育、行政等など。こうした方々の参加は営業というよりも人間関係力の強化、魅力作りという表現が適切です。
人は人とのかかわりの中でしか生きていけません。どんな仕事にも必ず出会いがあり、そのを活かせるかどうかが重要です。に深い感謝の念を持ち、人間関係力を磨こうと努力されている方々がこのような業界にも少なからずいます。その感性には学ぶところ大です。
下記はある弁護士先生が弊社の研修の中で書いていただいた感動体験のエッセイです。ご了解を頂きましたので謹んでご紹介します。  藤原
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私の感動体験は、私が弁護士になって初めて担当した国選弁護での話です。

これは、私が弁護士になって4か月を過ぎたころのことです。国選弁護は順番に担当制になっており、私の順番になりました。当時私は弁護士事務所に勤務しており、事務所の仕事を他の弁護士の方々と共同で対応しておりました。しかし、私一人で担当する案件はありませんでした。そのため、今回私がお話をさせていただく国選弁護は、私が弁護士として私一人で受けて私一人で処理をした初めての事件でもあります。

この国選事件を受け私は、当然、被告人本人への接見、被告人の親族への連絡、担当検察官や裁判所との対応等を行っておりました。もちろん、私はこれらを全力で行っていました。しかしながら、初めて担当した国選弁護であるからか、初めて私一人で処理しなければならなかったためか、全ての対応においてぎこちなさや不十分さを感じていました。私が不十分な対応した場合、私だけが困るのであればよいのですが、一番困るのは被告人本人です。よって、私は被告人に対して非常に申し訳ないとの思いを強く持って対応していました。

そして、全ての裁判手続きが終了し、私のその被告人との関係での国選弁護が終了するときです。私は、その被告人に対して上記の通り申し訳ないという気持ちから、「私はまだ弁護士になって半年も経っていません。だから、いろいろ不手際なことも多く、迷惑をかけていたと思います。そのことに対して私はきちんと謝りたいし、今後に活かしていきたいから、私が不十分であったことを教えて欲しい」とその被告人に伝えました。

そうしたところ、その被告人から、「先生が弁護士になったばかりだということはわかっていました。でも先生は、私がやって欲しいと言ったことを直ぐに対応してくれたし、何よりも私の目を見て話してくれました。嬉しかったです。先生には何も不満はありません。ありがとうございました」と言ってくれました。

私は怒鳴られることも覚悟しておりました。しかし思いがけない言葉を言ってもらえ、逆に私が感動すると同時に、なんとも言えないすがすがしい気持ちを持ちました。同時に、弁護士になって本当に良かったと心の底から思うことができました。

このときの被告人の言葉は、今でも私の心に残っていて、日々の業務に勇気を与えてくれています。
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上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。   egokui_s
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