目標達成するコツとは
コラボセミナー開催
1月11日(水)に今年初のセミナーを行いました。新しい試みとしてコラボ企画。共催はビジネス仲間のNLPコミュニケーションスキル研修の講師である木下山多氏。今回のテーマは2017年 戦う前に結果を生み出す!実践ビジネスセミナーということで心のあり方(モチベーションや考え方)と営業技術力のやり方を大研究しました。
私はライバルに真似できない営業戦略・具体策を構築して成果を叩き出す実践事例の紹介や発想法をお話しました。木下氏は目標達成を容易にする考え方を中心に説明いただきました。
これは一言で言うなら、叶えたい目標(アウトカム)を最終目標とせず通過地点にしてしまうこと。そのはるか先の大目標(メタアウトカム)を設定し、イメージングすることで目の前の目標の重要度を下げて単なるプロセスをしてしまうということです。目標にフォーカスしすぎると強く意識することになり失敗しやすくなる、本来の力が出ししくくなるといいます。この考え方はとても重要です。先々の目標を設定することでイメージが明確になり、使う言葉が違ってきますし、行動が影響されていきます。何より心がブレなくなります。
金メダリストのイメージトレーニング
脳科学と体のパフォーマンスということで同じような話があります。数年前、水泳の金メダリスト北島康介選手にアドバイスされた林先生の書籍がかなり売れました。その中にはイメージトレーニングのアドバイスとして、ゴールにタッチする瞬間をイメージするのではなく、ゴールにタッチした後、振り返って掲示板を見て1位を確認してガッツポーズするところまでをイメージングするようアドバイスされた内容がありました。
タッチする瞬間にフォーカスするとタッチの直前で心が緩み体が緩むからです。ほんのわずかでも直前に緩みが出ればそれで順位が変わることすらありえるので最後まで全力を出し切るコツとして紹介さていました。
私は家の周りをジョギングをするときゴール手前100Mをかなり速度をあげます。今でも時々試してみるのですが自分が設定したゴールラインで終了と考えて走ると、前述の内容を頭でわかっていてもやはり体が緩みます。僅かですが緩みます。何度もやってみても、どんなに意識してもゴールそのものを最終地点として目指すと、ほんの僅かですが緩んでしまうのです。そしてゴールの10メートル先を真のゴールと思って走ると緩まずに駆け抜けられます。
脳と体の関係も目標達成する考え方も同じです。スポーツもビジネスも人生も目標設定をする限り、わずかでも先々に真の目標設定(=ゴール)するのと、目の前の目標自体にフォーカスするのとではギャップが生まれてきます。わずかな緩みはオリンピックにとっては命取り、そしてそれはビジネスにおいても同じです。
公私共に色々あると思いますが、今年1年の目標はまず大きな夢を具体的にイメージして、大目標を掲げることで目の前の目標を通過地点にしてしまう発想を是非活用して成果につなげていきたいものです。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。