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商品力を超える経営

繁盛店に学ぶ

    行列ができるパン屋さんで有名な千葉のピーターパンに行ってきました。感動経営を提唱する我々にとっても大変参考になるお店です。

特徴①美味しさ。何を食べても美味しい、本当に優しい、あたたかい味です。日頃から研究・研鑽を重ねて新商品開発などを熱心に行っていることはHPからも伺えます。

特徴②アウトプット力。細かなメッセージが様々なところで溢れています。収穫祭!というタイトルのチラシにはクリなどを使った秋らしい新味の紹介がされてます。他にもイベントのお知らせもカラフルにデザインされています。商品の横にはピザパンに加えるタバスコなどの提供とそのメッセージがありますが、細やかな心配りを感じさせてくれます。また、お店の入り口にはスタッフの心手書きの日替わりのメッセージボード、ハローウィンシーズンらしくかぼちゃの重さあてクイズなどもディスプレイされて楽しさを演出しています。さり気ないことばかりですが、お店の雰囲気に溶け込んでいます。こうしたものはスタッフが自ら考えたもので「お客様の喜びのため」という意図が強く感じられます。

特徴③④パン購入客にサービスされる無料コーヒーテラス席の設置。買ったばかりの焼き立てパンを
コーヒーと一緒に味わうことができます。これは商品を最高においしく味わえる状態、環境を提供していることになります。その結果、テラスで食べる分を余分に買うという客単価向上に貢献しています。

夕方4時という中途半端な時間のせいか、車の行列こそありませんでしたが、それでも車はひっきりなしに入ってきます。さて、土地が広くて店と設備が整っていれば同じことができるのか?といえばもちろんそうではありません。

特徴⑤従業員教育。スタッフの心が育つことが何より欠かせません。やはり「人」なのです。スタッフを育てなければ本末転倒な話です。そのスタッフが心をこめて焼き上げ、接客し、メッセージを書き、思考や工夫を凝らすから楽しくなるのです。また来ようという気持ちが沸き上がるのです。たまたま接した店員さんの自然な笑顔と優しい言葉の中にこのお店が目指すものが明確に感じられました。理念に沿った人育てが「感動・喜び・感謝」を伝わりやすく具現化していきます。

商品・価格に頼らず受注を可能にする」これは弊社研修のひとつのテーマです。商品価格をないがしろにしてよいのではなく、どこの会社も注力しているところで勝負している限り差別化が図りにくい、特徴が伝わりにくいことを意味します。商品・価格以外で選ばれる何かを磨く=それが感動・喜び・感謝の具体化、ということです。確かにピーターパンには独自のそれを感じました。

表面的にはパンの美味しさとコーヒーの無料サービスが目立っているようですが、しっかりとした社員教育経営理念の浸透に静かな迫力を感じます。どのような業種であってもやはりここが根本であることをまず理解した上で仕組み化等を進めるべきでしょう。

 


上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。   egokui_s
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