なぜウチの社員は考えないのか!と嘆く社長への参考
ウチの社員は自分で考えることができない・・、すぐに「どうしたらいいのでしょう?」と聞いてくる・・、こうした悩みを持つ経営者は少なくなりません。
答を求める指示待ちの体質をどうするか?ですが、経営者が強烈な個性であるほどこうした傾向も見受けられます。理由のひとつには余計なことを考えても怒られるし、どうせ褒められないからというのがあります。
優秀な経営者であるほど自分と社員との実力の差が目につくのです。そして優秀な経営者は気の短さもありますので我慢ができず、その結果、手取り足取り教えてしまって、考える習慣を奪ってしまっているという事です。経営者の勘違いとして、自分の考えることは部下もできる、考えられると思いがちですが、多くの場合、百戦錬磨の社長だからこそ瞬時の判断ができたり行動できるのであって、そこには当然の実力差があることを理解しなければなりません。言い換えると、我慢して我慢して育てる覚悟が必要です。
その忍耐力が試されているのです。それは経営者の器の大きさと重なります。
大切なことのひとつはお客様から褒められる仕組みを持つことです。「こんなことをされたのは初めて!」「お宅の営業は凄いね!」とお客様から褒められる仕組みを持つことで自信や自己重要感となり、もっと喜んでもらえるにはどうすればよいか?と意欲的になる心理のサイクルを回させることが大切です。
自分の家族や大切な両親に対して自社の商品を売る場合、人はどんな営業、心配りをするでしょう?
大好きな人に商品を通して自分を理解してもらいたいと考えるならどんな智恵を働かせるでしょう?
この発想に大きなヒントがあります。「大好きな人に自社の商品を売る」ことを考えさせる習慣付けのために組織としてどんなことができるか?をまずはトップ自ら考えてはいかがでしょうか。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。