令和時代の採用戦略1
今年も採れなかった・・採用できたけどすぐ辞めてしまう・・近年こうした声を多くの経営者から聞きます。少子化による影響、若い世代の価値観の変化・多様化、大企業志向他,中小零細企業の人材難は今後も続くことが予想されます。
中でも社員の平均年齢が高くなっている企業では早急に手を打っていく必要があります。中長期的視野で良い人材をとる意識と、同時に社内に新人を受け入れる風土、受け入れ態勢についてメスにも入れる必要があります。なすべきことはたくさんありますので時々細分化して説明していこうと思います。
その1)受け入れ態勢・・学生を受け入れる企業側にウエルカム感がでているかどうか。お客様でないのにそんなことを、そこまで?・・と思うかもしれませんが「他社と違うこと」をしなければ心は動かない、選ばれない、これはお客様でも学生でも同じです。その差別化の深堀・具体化をどれだけ組織的にできるかがカギになってきます。「一緒に働く仲間を迎え入れる」「同じ夢・目標に向かう同志との縁を大切にする」こうした言葉以上の深さとか風土がどれだけ社内に浸透しているでしょうか。
感動経営を推進していて採用に成功しているA社では学生の来社時には必ず全員が立ち上がって「いらっしゃい」「こんにちは!」など手を振って笑顔で迎える文化があります。例えばこのような文化を全社員で共有しているのです。全員が行動レベルで共有していることが重要なのです。この話をしたところ「それは当たり前のことですよね」と言われた経営者がいましたが、その方の会社を訪れた時こうした対応をしてくれた社員は皆無でした。もちろん、A社の場合、このことから始まって様々なウエルカム感の文化がぎっしりと詰まっています。こうした細やかな心配りの積み重ねと時間軸での戦略が最終的にはボディブローのようなインパクトへと変わっていくのです。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。