令和時代の採用戦略2
10月18日の日経新聞に「インターン委託 学生困惑」という記事がありました。大学のインターンシップ(就業体験)を運営代行するサービスが広がっています。インターンの急拡大、採用の早期化でインターンと時期が重なったこと、通年採用が広がって面接回数増加など人事の人出不足と負担増が主な理由です。
その結果、憧れの先輩だと思って入社してみたら社員でなかったことが判明し困惑→入社後の不信感につながり転職予備軍になるということです。「この人と一緒に働きたいと思って入社を決めたのに」と戸惑う1年目の社員の声を紹介していました。インターン委託はともかく、学生の「そんなことは聞いてない」「こんなはずではなかった」の声の減らすことは損失を防ぐためにも重要です。
「営業は感情の移動」という言葉があります。心の琴線に触れる何かによって「この人から買いたい」という購買心理が生まれます。採用も企業にとっては第2の営業です。学生に選ばれるためには憧れの先輩をいかに育成するかいついても本気で考えるべきであり、大切な採用戦略と位置付けられます。
弊社の「セールス革命 SL戦略会議」研修は営業力、営業の戦略発想を磨いていきますが、その根本は人間力の育成であり、選ばれるための魅力磨きでもあります。研修の本質がしっかり浸透している企業は採用もうまくいっているようです。その理由は組織全体に「魅力」が表現されていて学生を魅了する文化が定着しているからです。これは短時間で完成することではありませんので計画的に取り組むことが必要です。営業力とともに組織全体の魅力の底上げしていく感動戦略は採用にも好影響を及ぼします。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。