偉大な経営者すべてに通じる得意技
2019年も終わりが見えてきました。足元を固める意味でもQM‐Eastが大切にしている基本の哲学から「ご縁の深堀」について考察してみたいと思います。ビジネスは人と人との関係性の中でのみ育まれます。出会いを、ご縁をいかに活かすか・・、言い換えるとどのように考えるか、どんな構えを持つかがカギとなります。
少し前のことですが、ある若い経営者がユニークなビジネスを展開していました。面白いアイデアなのでいろいろお話を聞きしながらその展開・発展を楽しみにしていたのですが、その後間もなく経営が行き詰ってしまったのです。
実はこの若い社長にお会いした時、熱量というものが感じられませんでした。絶対に企業の役に立つという使命感、このビジネスを成功させたいという夢、そのためには一人でも多くの方に理解してもらって応援してほしいという気持ち、という意味での熱量です。話す相手は立場も経験も違う人生の先輩がほとんどなわけですから、教えを乞う姿勢や甘え上手になることが大切です。相手との土俵が違えば違うほど関係性構築には①お役に立つこと ②喜ばれること ③かわいがられること等が要となるはずです。
言い換えると、「お役に立てることがあれば何でも言ってください」という姿勢、「君はなかなかやるね、こんなことをしてもらったの初めてだ!」と言われる感動喜びの提供、「教えて下さい!カバン持ちさせてください」という心意気、ということです。
立場や年齢が違う場合であればあるほど、実力が違ってもにこうしたことが本人の魅力となって存在感を大きくするのです。例えばQMーEastの研修で修得する感動の必殺技はこうした関係にフックをかけるためにもとても有効です。そしてもうひとつ大切なことは上記①②③の「心のあり方」を通してこの人を成功させてあげたい、応援してあげたいと相手に思ってもらうことです。人は優秀であるほどつい相手と同じ土俵に立とうと考えがちですが、歴史に名を残している偉大な経営者はもちろん、成功されている方は皆、熱量豊かな甘え上手であることを忘れてはなりません。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。