新人教育はまずここから!
今年も新人の季節がきました。コロナ事情で例年と勝手が違うでしょうが、希望を胸に膨らませていることでしょう。リモートワーク事情を踏まえ孤独や虚無感に襲われないよう企業はしっかりサポートしなければなりません。
さてその新人・・名刺の出し方、挨拶の仕方、弊社御社と言った言葉の使い方、OJTなど忙しいかもしれませんが、これだけはなるべく早いうちに教えなければならない、という項目について話します。それは一言でいうなら仕事の構え、人と会うときの構えです。
建築でいえば基礎土台のようなもの。漠然とお客様と会うのと、ある程度の構えを構築してから会うのとでは、話の内容もその後の親密具合も展開も違ってきます。何よりも相手から見たときに目の輝き、躍動感が違うはずです。
この「人と会うときの構え」を持つために大切なことのひとつは・・相手に最大の関心を示すこと。何をいまさら?当たり前のことではないか・・と思いますか?しかし、多くの場合、どのように自分を売り込むかについてばかりを教育されているのではないでしょうか。例えば商品の前に自分を売れ等。もっと大事なのは相手に最大の関心を持つこと。関心を示せば会話の内容が変わってきます。
話すから聞くへ、聞くから聞き倒すへ、つまり相手の関心事項に関心を持ち、引き出していくことで自然と心が開いてきます。そのとき「もっと教えていただけませんか」「あと5分でいいので今のお話を詳しくお聞かせいただけませんか」、お礼のメールにも「今日はありがとうございました。今後ともよろしくお願いします」のような常套句だけでなく、今日のお話いただきました●●●がとても気になって自分なりに調べました。こういうことかと思いますが、いかがでしょう。またご指導いただけましたら幸いです」などと記せば、伝わるものが違うはずです。心を開きやすくなります。人は自分の関心事に関心を示してくれると嬉しいものですし、親近感を覚えます。お客様に甘える、食らいつく、関心を示す・・そういうことが意識として構えにあるだけで展開が違ってくるのです。心を開示していただくためのアプローチはほかにもたくさんありますが、「仕事とはこんなもの」という先輩たちの、組織にアタリマエに潜んでいる、だれでも行うアタリマエ思考に毒される前にこの構えを創ることは大切です。
名刺交換で相手に関心を持ってもらう会話の展開、年齢立場に関係ない感動リーダーシップの磨き方、迷いが生じなくなる志の建立など含めた「具体的な違いを作る最強の新人研修」がご好評いただいています。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。