人育てをやめるとストレスが少ない?
●社員が自ら考えて提案することができない、●「社長、どうしましょうか?」と考えもせずに聞いてくる・・、●うちの営業は人はいいんだけど押しが弱く負けてしまう・・など「人が育たない」という経営者の悩みをよく聞きます。
人育ては重要なことではありますが、そこに意識が行き過ぎると幹部のストレスにもなります。なので人を育てるというより「人が育つ仕組み」を考えて育てていきましょう、と話しています。「人」そのものに意識が行き過ぎると、必要以上の「思い」や「期待」が入り、ストレスとなりやすいのです。なので結果的に人育てに繋がるような行動や発想を磨いていく、それが結果的に人育てにつながる、ということです。その仕組みとはどのようなものかについては毎月行っているセミナーで説明していますので関心のある方はニュース欄に掲載している講座に一度参加してみてください。2時間程度の講座で説明しています。
中小企業の場合。いろいろ懸案事項があっても売上があがっていれば、組織の元気につながり他の問題は案外小さくなったりします。数字はやはり大切・・であれば、成果の上がる営業マンの行動を洗い出して、その行動が他の人たちもできるように平準化していくのです。例えば、成果のでている優秀な営業マンが顧客との人間関係を深くするために他社がやらないよな工夫とアプローチしているならそれを他の営業もできるように行動基準として定めていく・・ハイパフォーマーの行動特性を行動設計図として共有するということです。
当たり前のことのようですが、問題を細分化して具体的な行動にして誰もが取り組めるように仕組みにしていく・・それにより人育てというふわっとした課題がより小さく具体的な行動目標に繋がります。それを推し進めていけば結果的に人育てに繋がっていく、という順番を考えると少なくともストレスは少なくなるのではないでしょうか。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。