幸せのメカニズムとは
このタイトルの書籍を書かれたのは慶応大学大学院の前野隆司教授です。数年前に拝読し、とても共感しました。そしてこの6月中旬にご挨拶をさせていただくことになりました。どのようなお話、展開ができるかとても楽しみです。長くなりますので詳細は割愛しますが、色々組織内で使える考え方があります。心の充実はどうあってもこれからの時代のキーワードです。ぜひ研究してみてください。
一文だけ紹介しますと・・「幸せはとても漠然としていて解釈もたくさんあるので目指しにくい、そもそも目指すものではない、という考え方すらある、しかし幸せになるためのメカニズムを知れば身近で具体的になり、目指しやすくなる」という件があります。具体的でハードルが低くなれば脳はそっちの方向に引き寄せられるということです。これは目標設定と一緒ですね。大目標、前年比200%UPの目標設定だけだと何をどうすればいいのかわかりません。いきなり戦意喪失、どこを目指してよいかもわからない状態になります。しかし、その達成のために必要な小目標、行動など(いわゆるKPI)を小さく刻んでわかりやすくしてあげれば自然に意識が向かい、目指しやすくなります。
細分化と数値化がポイントとなりますが、それをフォローしていくのが感動経営的には上司と部下のコミュニケーションの質。ここまではできたね!君ならできる!すばらしい!期待している!一緒に頑張ろう!という動機付けのコミュニケーションが大切です。よく部下を観察してタイミングよく、心に響く言葉をかけてあげる事でこの上司と一緒に頑張ろう!という気持ちになるのです。
今の若い世代は特に自己肯定感が不足しているといわれます。成長をしっかり把握してほめる、認める、わかちあう、さらに伸ばすために期待をかけてあげること、そして一緒に頑張ろうという言葉で示すことが若手の自己肯定感向上に,そして「組織の幸せのメカニズム」にもつながるのではと思います。