これならできる感動採用戦略
人の確保は大きな問題です。募集をかけても応募がない、この人!と思って採用を決定してもフラれる、そしてやっとのことで入社が決まってももすぐ辞めてしまう・・、という話は身近なところでもよく聞きます。人材の確保が早急の課題ではない組織であっても「採用できる仕組み・体制」について少しずつ考えておくべきかと思います。ひとつの事例をご紹介します。
日本一の事務所を志向し、社員採用を大戦略と位置づけて規模拡大を図ったA士業事務所は今順調に成長しています。しかし10年前はやはり人の確保に苦しんだ1社です。当時は即戦力として経験豊富な人材の中途採用を考えていました。しかし人が集まらない。そのころ感動経営革命と出会ったこのA社は採用を中途から新卒に舵切をして入社後育てる体制を整えました。即戦力になるまで時間はかかりますが、結局、その方が早道という結論になったのです。そして組織の体質改善から手を付けたのです。学生にどうすれば魅力を感じてもらえるか、学生の心に響くポイントを大研究し、「この会社に入りたい!」といわれる風土を作っていったのです。
ポイントは「私はこの会社に歓迎されている」「どうせこの業界に行くならこんな会社がいい」「この会社で一緒に働きたい」と思ってもらうこと、そのための徹底した社風改革。
まずは学生を歓迎するための行動を明確にしました。具体的には会社を訪れた学生と目が合った社員は必ず笑顔で「こんにちは!」と手を振って挨拶をするなど。言うは易しですが、全員にこの意識を統一させるのはなかなか大変なことです。例えば、それまで一人の学生に対して社員の何人もが笑顔で挨拶していても、帰り際に1人だけ業務に集中するあまりスルーしてしまったらどうでしょう。最後の印象は案外強いものです。意識を統一するというのはこうした細かいところを統一するということです。「私は歓迎されている・・」「働きやすそう」「ここなら成長できそう」「のびのび仕事できそう」「チャレンジさせてもらそう」と感じてもらえるための行動習慣をまず社員に植え付けたところにこの会社の真骨頂があります。
他にも目に見えないところで様々な戦略が息づき、毎年予定通りに採用を成功させて社員数100名に届こうかというところまで来ています。学生にもてるための戦略確立はそのままこの会社の社員教育、文化育成に連動しました。この会社の戦略は大きなヒントがたくさんあります。関心ある方は弊社へお尋ねください。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。