魅力あるリーダー
魅力あるリーダー・・魅力の定義は色々あると思います。弊社の感動経営的な観点でいうと、人を育てて組織を効率よく回して会社を発展させる、ということがテーマなので、その根本となる「この上司について行きたい!」「この上司に叱られたい、ほめられたい」と思われるような人柄・信念・実力を持つ指導者・・ということがあげられます。
普段も多くの経営者に話を伺って「魅力」について探求をしていますが、また最近1人のすばらしい経営者にご縁をいただきました。
株式会社フォーカスシステムズの森啓一社長。https://www.focus-s.com/focus-s/
プライム市場に上場されてる立派な組織の2代目経営者です。社名でわかるようにシステムの受託開発、メンテナンスなどを行うコンピュータ関連の技術の会社。森社長は入社前に会計士、税理士業務を経験され、この会社への入社後も経理・財務畑一筋の社長ということで、どちらかといえばそういう数字の専門職なりのイメージを持っていました。
しかし、ある会合でのご講演をお聞きしてそのイメージがよい意味で崩されたことがお会いしたいと思った理由でもあります。柔軟、お話上手、笑顔が爽やかで温かみがある、お話の中にも「人の本質」「幸せというものはどういうものか」「これからの在り方」という本質的な話がたくさんありました。日本人としての誇りを喚起させるお話も興味深かった点です。技術、経理のプロからはイメージしにくいはずの、愛情、助け合い、共感、感謝、喜びなど、温もりのある言葉が多く発せられる森社長には数字の強さと愛情の深さが重なりあうバランスの魅力があります。
私は建物の中に入るだけで良くも悪くもその会社の空気をある程度感じ取ることができます。業績や人間関係に問題のある会社は入った瞬間から空気がどんよりしています。空気の重さを感じます。逆に成長している会社、すばらしい社風の会社は空気の軽さと明るさがあります。こちらの本社は会社内で出会った社員様は皆、自由な社風の中でのびのびと仕事されているように感じました。間違いなく後者です。2代目社長としてさらに前進するための懸案ももちろんありますが、魅力あふれる経営者として部下から慕われていることはすぐわかりました。
部下を知るには3年かかるが上司を知るには3日で十分。そんな至言があります。下から見たら中身、本音が丸見えの上司・・立場としては大変ですが、だからこそ感動・喜び・感謝に紐づく哲学と行動がなければならないと改めて思うのです。森社長と同社には可能性をたくさん感じさせていただきました。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。