感動喜び感謝の実践
日常が感動喜び感謝に満ちていればすばらしいことですが、不都合な出来事がある度にネガティブな感情、思いが湧き上がるのも人の性。人は自分にとって都合がよいかどうか、得か損か、正しいか間違っているか等で物事を考えがちですが、プラスかマイナスかだけだと自分の機嫌を取りにくくなるのではないでしょうか。すべてをハッピーに・・というのは大変なことではありますが極力、感動・喜び・感謝の想いで満たす意識はあってもいいと思います。その方が心が楽だからです。
1日の中で体験するすべてを、それは心の琴線に触れる感動の機会か・感謝できることか・自分を成長させてくれる機会か、という選択肢で考える習慣をつけると、すべてが前向きになり、心の自由度も高くなると思います。
心が打ち震えるような出来事だけを感動と捉える必要はなく、ハードルを低くした方が幸せの数が増えます。少しでも心がときめいたら感動した!と言えばいいのです。感謝の気持ちは常に意識しなければアタリマエの方向に行ってしまいがちです。健康も害せば感謝を感じますがのど元過ぎれば当たり前になるようなものです。日頃から感謝、感謝と口に出せばいいと思います。
最近、小さな感動がありました。ある居酒屋でビジネスランチを予約していました。私主宰ということで色々準備もしていました。そして食事会の前日、お店から「水漏れが発生して営業ができない」という電話がありました。今から他の店を探さないといけないのかと思っていたところ、「せっかくご予約いただいたのでトイレが使えない状態でもよろしければお引き受けいたします」とのこと。商業施設内のお店であり、店を出ればトイレも使えるということで無事遂行。もちろんお店は貸し切り状態。店長お1人が出勤して我々の調理にあたってくれました。こういう心配りがありがたいですね。たった一組(3名)、ランチに使う費用など知れています。それでもいただいた予約だからと優先配慮してくれた店長の判断が嬉しかったのです。
これは「予約したんだからアタリマエ」のことでしょうか?コスパを考えても違うと思います。お客様からお叱りを受けたとしても水回りという仕方ない理由でお断りする店も多いと思います。それでも遂行してくれた店長の心配りは素晴らしいと思います。お会いしてみると優しさ溢れる方でした。こういうお店は応援したくなりますし、また使用させていただくでしょう。心が動くと色んなところで話にも出します。
予約したんだから当たり前、と見るか、こんな状態なのに実行してくれた!と考えるかでその日一日の気持ちも違いますし、話題にもできます。豊かな気持ちは伝播しますので大切ですね。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。