営業に「脳」力を活かす
研修でもデジタルネイティブ世代はメモとしてスマホにポチポチ打ち込む人が増えました。今の世代には必要なものであることは確かですが、「書く」という作業を通して鍛えられる能力はたくさんあります。感動営業の推進にも「書く」という作業は色々でてきますし、その意義は深いと感じています。
例えば 心に刺さる感動手法の手紙やはがきを作成する場合、手書き、たまには筆ペン等で書くこともあります。手書きや習字は脳の多くの部位をバランス良く活性化します。集中力や注意力を必要とするために前頭前野が活性化しますし、手を動かすという作業を通じて運動野と小脳が活発になります。また綺麗な文字を書くために文字の形やバランスを観察する過程で、視覚野が刺激されます。また反復する練習を通して記憶力を司る海馬も刺激されます。手を使う、指を使うことはざっと見てもこんなに刺激を与えているのです。
また手書きはアイデアが生まれやすくなり創造性の開発につながります。手書きメッセージを伝えることで、相手への共感力を深め、人間関係が円滑になる可能性も広がります。手書きでメモを取ったり、文章を書いたりすることで、記憶力向上にも繋がります。そして手書きは他の雑念を払い除け、集中力を高める効果があります。そして直感的な思考も促し、より深い洞察を得ることに繋がります。
書くのが面倒、漢字が出てこない、綺麗に字が書けない‥誤字脱字がいや、いろいろ言い訳は出てきますが、長い目で見ると書くことで日本語を書いて愛でることには大きな意味があるということです。どんな時代になっても人間関係は続きますし、感情が置き去りにされては本末転倒です。こうしたことはわずかな努力のものです。しかし感動を与える、深める大きなヒントです。書くという作業を通して感性をみがいてはいかがでしょうか。 毎月行っている無料オンラインセミナー「社員が自主的に動き出す組織戦略」にご参加いただくとご理解しやすいと思います。
感動をことばに 喜びをことばに 感謝をことばに
※この記事は2024年11月26日 ㈱研秀舎代表 藤原格によって作成されました。