
喜び研究と脳の活性化
脳を活性化させていますか?忙しい毎日ですが、頭をフル活用していそうで実はルーティーンの作業に追われてしまっていることはないでしょうか?
感動経営的には様々な情報を収集、活用しながらキーマンの心に刺さる営業戦略を構築しましょう、と伝えています。そのためには組織内での考え続ける仕組み、習慣化がカギとなります。セミナーでこうしたお話をすると「それは既に行っています」と話される経営者が多いのですが、考えているつもりでも実はルーティーンになってしまってる、マンネリ化している、そもそも社員が考えていない、というケースはたくさんあります。考え続けるという行動は案外エネルギーがいります。
極端ですが例えば、高齢者の脳トレで計算ドリルの活用=毎日数十問ほどの単純計算をなるべく早く解いてタイムを計るというものがあります。これをやり続けると計算に慣れて少しずつ早くなります。最初は慣れてないので案外手こずりますが、この時、脳は活性化しています。しかし、徐々に「単純計算をする」という行動においては慣れて早くなっていきますが、脳が活性化し続ているかといえば微妙です。これは私自身、数年間にわかりこの作業をやり続けて思う実感でもあります。もちろん、やらないよりは脳にとってもはるかに良いとは思いますが、「慣れて早くなる」ことと「脳の活性化」は必ずしもイコールではないと思います。車の運転も最初、顕在意識であれこれ考えて運転しているうちは脳は疲れますね。新しい刺激により活性化しているわけですが、運転も慣れて無意識でできるようになると、頭はほぼ使っていません。これと同じです。
本題に戻すと、人に喜びを考え続けることを考える=仕組みにするというのも簡単ではありません。キーマンの予想を超えるサプライズ感動を考案するのは大変ですが知恵は無限です。これがライバルに差をつける大切な戦略!という意識でブラッシュアップし続けることが重要です。常に様々な外的刺激=役に立つ情報をみんなで持ち寄りながら「これは使える」、「これはこのように加工できるな」、「わが社ではこういう使い方が効果的」などと議論しながら高めていくこと自体が活性化なのです。
社内でこうした情報、知恵を持ち寄って会議を行っている組織は多くないと思います。ご関心があれば弊社が毎月行っている1時間セミナーに一度参加してみてください。新しい刺激、気づきが得られるはずです。
この記事は2025年5月13日(火)㈱研秀舎/QM-East 代表取締役の藤原格によって作成されました。