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従業員満足(ES)を飛躍させる100倍思考のマネジメント

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 従業員満足(ES)を飛躍させる100倍思考のマネジメント

従業員満足

顧客満足(CSの追求は言うまでもなく重要なことですが、その前に従業員満足(ESの充実が大切だと言われ始めて久しいですね。そして最近よく言われるようになったのは従業員満足の前に家庭満足(FSであろうと。家庭がハッピーでなければよい仕事はできないということですね。

細かい話になりますが、ひと昔前であれば子供の運動会や入学式に男親がわざわざ行くなんて、という風潮がありました。仕事最優先が当然でした。現在は男親が仕事でこうしたイベントに参加できない場合、家庭に微妙な空気が流れるようです。そして少子高齢化が進んだ現在、幼稚園でのこうしたイベントに両親どころか、地方に住んでいる祖父母までが飛行機に乗ってやってくるような時代となっています。

少し極端な例かもしれませんが、家庭を大切にして毎朝、明るく送り出してもらわなければ気持ちよく仕事に向かえない、家庭のマネジメントすら出来ていないのに従業員満足とかお客様満足でもないだろうということですね。考えてみれば当然なことなのですが、そうした「根っこ」となるものを大切にしないと、その先の発展にはひずみが生じてきます。当たり前のような話ですが、ビジネスの世界では業績まずありきのためか、ないがしろにされていました。この話の、「根っこ」の大切さという意味では、どれだけ他人の前に自分を大切にしているのか・という話にも繋がっていきます。他人を大切にするというのならまず人を好きになることである、好きになるのならまず自分から、自分を好きにならずに人を好きになれるのか・・。
話が広がりすぎましたので従業員満足に戻します。社員様は明るく楽しみながら仕事に取り組めているでしょうか。毎朝、イキイキとして仕事をスタートできているでしょうか。こうした明るい社風の中でこそ「お客様のことを考えるのが楽しい」、「笑顔を見るのが嬉しい」、「ありがとうといわれることに幸せを感じる」、といった、お客様の喜びを真に考える姿勢=顧客満足が生まれてくるのではないでしょうか。

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100倍思考のマネジメント
そして、その起点は「100倍思考」にあります。思考を2倍3倍というスケールではなく常に「100倍」というキーワードの中で「考え抜く」のです。100倍と観点から考えると今までとは違う思考を働かさなければなりません。現状発想の中からは100倍の世界は見えてきません。

松下幸之助氏の有名な言葉に「3%のコストダウンは難しいが、3割ならすぐできる」というものがありますね。トヨタの車にはめ込むカーラジオの話ですが、毎年、3%程度のコストダウンを求められてきたものが、ある年、アメリカに輸出するにあたり30%のコストダウンを要求された際、幸之助氏が言った言葉だとされています。
すぐできる、というほど簡単なことではないのは明白ですが、目の前にある製品企画、現状発想からでは「それは不可能です!」という答えになりますが、根本の発想、設計そのものからやり直すことによって可能になってくるということです。結果は・・・もちろん要求どおりのものができあがりました。

今までの延長線上の発想から離れて、従来とは全く違う発想を持つことの大切さを教えてくれています。この繰り返しで松下社は伸びてきた、といっても過言ではないでしょう。私たちが言う「100倍思考」はその数字が示すくらい大胆に発想を変えることの一つの例えです。大きなモノサシで考え抜くことが発想と人物の器を磨いていきます。
「社員さんは普段考えていますか?」という質問をすると「そんな当たり前のことを聞くな」と叱られそうですが、「3年前と比べてどのくらい営業技術力が進化していますか?」と聞くと、かなりの方が困惑されます。アポ取りの仕方のレベルアップ、日報の内容、提案書の改善度合い、プレゼンテーションの内容、2回目以降の訪問の情報提供・・そうしたひとつひとつの営業技術力を分解して30%変革させることの繰り返しを行っていくことで目に見える形で改善させていくことの繰り返しが大きな成長へと繋がります。営業技術力の進化を例にとりましたが、どんな立場・職種であれ、思考のモノサシを縦にして 1)「それは・・お客様の立場から見て当たり前」、2)「他社と比較して一味違う」、3)「参った!といわれるくらいのレベル」こうした相手の評価を判断基準にして深く考え抜くことが大切です。営業についてだけでなく様々なところで応用ができます。

従業員満足の一環、誕生日のお祝い食事会を例に取ると・・関係部署で食事する(当たり前)、社長が花束持ってサプライズで駆けつける(一味違う)、そして「参った」になると、家宝となるようなお祝いがプレゼントされて、家に着くと社長や上司から普段がんばっているお父さんに感謝するメッセージと内助の功に感謝するプレゼントが奥様宛に届くなど・・実際にできるかどうかは別にして、考えればいくらでもアイデアは出てきます。ただ行うかどうか、仕組み化するかどうか・・ですね。
従来の100倍、という大きなスケールの基準を持ち、5年展望で考え抜く、その思考の習慣化こそ顧客満足だけにとどまらず従業員満足の具体化を広げる第1歩となります。
人への関心を高め、心の琴線を揺らすことを考え抜く、その先には無限の可能性が広がります。

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