10年後、同期に大きく差をつけたい新人の歩むべき道
新入社員の季節に思うこと
朝晩、外を歩くとフレッシュなスーツの新人にたくさん遭遇します。いかにも研修に来ましたといういでたちで、大きなバッグを転がしている人、雑踏で声をからして何か配っている研修中の人もいます。
近年の若い人の特徴として年配の人と話しても物怖じしない、というものがあります。私の若い頃には考えられなかった感覚ですが、特に女性は新人とは思えないほど堂々としていて対当に話している方が多いですね。私が所属している経営者の会で社長の代理で来たという女性がいて後から聞いたら新卒と聞いて驚いたこともあります。
目上だから恐いとか、人生の先輩と話す時は緊張する、という概念そのものが希薄なのかもしれません。敬語とか対応の失礼さえなければそれ自体は頼もしい限りです。そのままそれぞれが抱いている夢や目標に向かって堂々と前進してほしいと思います。
さて、過去を振り返ると、あの時こうしておけば、あの時代こんな考えで行動していればと思うことが少なくありません。後悔というほどでないにしても、人生を、あるいはビジネスを上手く廻すにはこれをしておけばよかったんだ、という学びや経験がたくさんあります。それを社会人なりたての方々に伝えることが出来たら、10年20年で同期と大きな差になるだろうなと思うことがよくあります。
大切なことは・・言われたことは素直に取組んでみる素直力と行動力です。齢を重ねた先輩たちの様々な経験、その圧縮された時間の中から極上のエッセンスを学ばせてもらえるとしたら、取り入れないと思ったいない・・と思いませんか。
教えを請う姿勢をもっと出すようにしてはいかがかということです。「教えてください」教えてもらったら「ありがとうございます。早速やってみます」実際に行動したなら「やってみたらこうなりました。ありがとうございました。また教えてください」
そういう会話が出来れば先輩は後輩がかわいくて仕方ないはずです。これは!と思える先輩は会社の中にも、その気になれば会社の外にもたくさんいます。目標があればその最短距離を歩める努力と工夫をしますが、最短距離を手繰り寄せる要のひとつは先輩に求めているかどうかではないかと思います。堂々としている若い世代が人生の先輩から学ぼう、学びつくそうという姿勢があれば、更に可能性が加速するはずです。対当に話そうとするのではなく、学ぼう、吸収しようという姿勢と意識があれば色々教えたくて仕方ない先輩がたくさんいることを是非知っていただきたいですね。
マイペースで我が道を行くのではなくマイペースで先人の道を辿るところから始めるとよいと思います。会社の中でも是非そうしたアドバイスをしてあげていただきたいですね。
そして・・もうひとつ大切なことは・・アドバイスを聞いてもらえる魅力のある先輩、幹部でなければならないですね!これも大切です。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。