ライバルがやれない「一味違う」サービスレベル
思考のモノサシとは
弊社には「思考のモノサシを縦にする」という考え方があります。営業、サービスに対するお客様からの評価を何段階かに分けて区別するものです。その中の一番下にあるのがダメレベル(相手がまったく喜べない、無機質なサービスレベル)その上が当り前レベル(どこの会社もやっている月並みなサービスレベル)その上にあるのが一味違うレベル,また更にその上にはお客様から「こんなサービスははじめて」と評価される「マイッタ!」レベルがあります。その上にもさらにレベルの高い評価が続きますが、ここでは割愛します。
簡単にいえば、こうした考え方は営業力、接客レベルに奥行きを持つことであり、他社に負けない営業力を磨くための魔法のキーワ―ドでもあります。
その中でも「一味違う」の世界はインパクトは小さいものの、こうした発想と具体策をたくさん持つことでそれなりの威力を発揮します。徹底的に一味違う世界を極めることでもいわゆる営業のプロとしてポジションを確立します。
まずは・・1)誰もがやっていることで自分がやっていないことはないだろうか?という検証から始まり、2)誰でもできることで誰もやっていないことはないだろうか?という視点で工夫をする。そして3)それを誰もができない位やり続けて究めようという姿勢を持つことが大切です。個人としても組織としてもこの視点を持ち習慣化されると様々な知恵が出てきます。
不動産会社の場合
ある不動産会社は優良不動産の買取を行うために日々、不動産業者を回っています。買取転売を生業とする不動産会社はどこも良い物件探しに必死です。そして優良物件の情報は簡単に出てくるものではありません。競合もたくさんいます。1日の中でたくさんの業者回りをします。
名刺を渡しながらわずかな時間の中で自社の宣伝をし、業者間での理解者、仲の良い仲間を作りながら優良情報を仕入れやすくする流れを作り、実際に購入という成果に結びつけるのは大変な作業です。
しかし、こうした作業の中でも皆で知恵を絞れば具体策が出てきます。この会社では自分の名刺に一味違うある仕掛けをしました。そのカギは1)インパクトがあること 2)覚えてもらえること 3)喜ばれるものであること。
こうしたキーワードの中で考えていけばアイデアは出るものです。大切なことは100点満点を狙わないことです。仮に70%の人にスルーされても残りの30%の業者に関心を持たせることができればOKとすることです。何も工夫をしなければ印象にも残らず、ほぼ100%にスルーされることからすれば30%は上出来という捉え方です。若い営業マンでしたが、こうした発想で仕掛けをした行動を取り続けてみごとに物件購入に繋がった(成果)という報告をいただきました。
やると決めたらやり続けること、その気になれば誰もができることでやっていないことを誰もができない位やり続けること、その覚悟を決めれば大きな飛躍が待っています。
「セールス革命 SL戦略会議」の研修ではこうした発想と行動を深掘りし推進しながら成果につなげていきます。これがやがて飛躍的な営業革命へと繋がります。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。