伸びる組織の特徴
規模・業種によっても色々だと思いますが、やはりこれだ、と最近感じた最大の特徴は経営者が成長をとめないこと。もちろん自分だけが勉強好きでは仕方ないのですが、学んだことを確実に組織に落とし込む、そしてまたさらに改善を重ねていく継続努力。
もうこの辺でいいかな・・とか学ぶことはない、とかは一切考えない、何かないか、どこを改善すればよいか?と問い続ける姿勢ではないかと思います。こういう組織(経営者)は学んだことを自社流に咀嚼して、わかりやすくかみ砕き組織に伝えやていくことが上手です。
例えば先日、茨城県の株式会社坂東太郎さんにお邪魔しました。会長から成長の極意の一端を教えていただきましたが、まさに上記のようなものでした。とんかつ、うなぎ、和食などを中心に86店舗展開されていますが、「坂東太郎」さんの本質は人を育てることに徹底している点、親孝行という経営理念を実践しやすいようにかみ砕き日常で活かせる習慣、仕組みに落とし込んでいる点です。
逆に言うとこの理念に賛同できない、実践できない人は1%でも違和感があればパートとしても採用されません。異分子が組織に入ることのリスクに対してとても敏感で気を付けています。異なった考えの人が1人でもいるとそれまで培ってきた良い文化を衰退させていきます。私も経験したことがありますが、一人でも思想の違う社員がいると後が大変です。いかにそれを見抜くかが大事なので坂東太郎さんではまず社長面接を行い、この人はOKとなったら担当へ渡していくとのこと。リスク、無駄を省こうとするとこういう流れは自社としては自然とのこと。完全に理念に賛同された方だけで構成されている組織はその後も経営者の考えが浸透しやすいですね。一見、宗教では?と思うほどの統一感は見事というほかありません。
詳細は膨大な量になるので割愛しますが、1経営者の学び続ける姿勢、2社員教育に膨大なエネルギーを投入 3理念に賛同できる人だけを厳選して仲間に迎え、足並みそろえる時間労力を惜しまない、これが伸びる組織のあるべき姿のひとつと確信しました。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。