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意外に効果ある社員教育について

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意外に効果ある社員教育について

 

どの会社もなるべく短時間で効果があがる教育を考えています。時短や効率は今時、大切なキーワード。そのような風潮の中、逆行するようですが、実は効果的な教育である「手紙」について説明します。

手紙=「お礼状」ということで話を進めます。名刺交換後や何かをいただいた後、取引終了時などお礼を伝えるタイミングはいろいろあります。そうした感謝の気持ちはクイックレスポンスが基本。メールや電話を行うことはもちろん大切ですが、それ以外に「お礼状」を書くという習慣を持つ、組織の仕組みにしてしまうことで様々な良さが浮き彫りになってきます。

少し極端かもしれませんが、例えばこういうことです。食レポが仕事であるなら予め料理、店、地元などの情報について下調べをすることでしょう。そして食べながらその美味しさをどう表現するか考えます。おいしそうに食べるだけでなく、最後は言葉にすることが求められます。情報を伝えるべき人に美味しさをどう表現するか、どう面白く伝えるか、といったことに専念するわけです。食レポをするという意図がなければ、ただ「食べて美味しい」というだけになるでしょう。最初から目的やなすべき行動が決まっていればこそ事前の構えができるのです。

同じようにアポイントの後はお礼状を書く、ということが仕組みとして決まっていれば構えができるようになります。ということは会話の内容にも留意するようになります。トピックスを作り出そうとします。さらに言えば、お礼状を書く理由を見つけ出すよいうになるのです。つまり、お礼状を書くと予め決まっていれば自分の中で動き出すものがでてくるということです。先に決める=ここがポイントです。感謝の気持ちを伝えたくなるような話、あるいはお客様から「ありがとう」と言われるような行動を意識してお客様と会うようになるのです。

つまり面談時の会話や関係性に深みができるようになります。相手に対する情報の取り方に気を付ける、会話の中身を流さない、必ずキーワードを拾い、後で膨らます、こんな意識が育ってくるのです。このような意識が感性・洞察力を磨き、関係性にフックをかけることにつながってくるのです。

お礼状を書くなんて時間がかかるだけ・・と思うかもしれませんが、他社が面倒でやらないことをやるところに差別化、独自化の世界が広がるのです。また我々は日本に住み、日本語を駆使してビジネスをしています。漢字を学びなおし、語彙を増やし、表現力を磨く・・一見時間がかかる=無駄に見える、こうした教育は長い目で見ればとても有効な営業教育になります。そこにお客様が大感動されるコンテンツを乗せることができればさらに効果的です(感動経営革命ではこうしたコンテンツも提供をしています)。

もう一つ大事なことはお礼状を書くと予め決めておくことで「好きになる理由」ができるということです。会う前からキーマンのことが好きと決めておくことでその関係性もが大きく変わるのは間違いありません。これは心理学の世界でも証明されています。地味で小さな工夫ですが長い目伝れば大きな違いとなるのです。スマホで簡単に言葉が拾える時代ですが、もっと日本語を愛でる機会があってほしいですね。


上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。   egokui_s
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