本気の新年会
以前、ここでご紹介したことがあります茨城県の優良企業、坂東太郎グループさんの新年会にお邪魔してきました。坂本先生の「日本でいちばん大切にしたい会社」シリーズにも登場され、審査員特別賞も受賞されている「人を大切にする会社」、地域密着型感動カンパニーです。
「親孝行」という経営理念の元に集う数百名の社員・パートさんのイベントは圧巻でした。一人一人がなすべきことを完全に理解し、本気で実践している姿は感動に値します。この組織のあり方に触れていると「行動こそすべて!」「本気こそすべて!」と教えてくれます。
新年会の進行は開会あいさつ、優秀作文発表、社長・会長挨拶、来賓祝辞、乾杯、部門表彰、内定者・スタッフ紹介、新ユニフォームファッションショー、新人のよさこい発表、全員参加の合唱、閉会挨拶(一部割愛)。
例えば、会の途中から新人のよさこい、応援団のエール、新しいユニフォームのファッションショーなど娯楽色が強くなります。そこにも全力で楽しむ、楽しませるという「本気」が感じられ、自身の役割を見事に全うしているのです。よさこいはよくご存じと思いますが、目線も表情もタイミングも、そして指先まで神経を行き届かせた動作などに本気が窺えると美しいし、応援したくなるものです。こうしたことに手を抜かない習慣や仕組み、そして教育体制が垣間見られます。
おそらく20歳位から60歳以上の方まで、立場も役職も年齢も性別もバラバラですが、全員が本気で楽しみ、本気で伝え、本気で受け止めていることに対し、本気というのは限界がない、100点がないというのも実感しました。
ここまでくるのは長い時間がかかったことでしょう。しかし経営者、リーダーが「本気」を諦めないという生きざま、姿勢が組織に伝わるのではないでしょうか。見ていて一番気づいたことは・・本気の人は皆美しい、本気の前だと中途半端は恥ずかしくなる、本気にはファンができる、ということです。
この企業の経営理念である「親孝行」・・「親」とは両親だけでなく、お客様取引先やお世話になったすべての人など関係する目上の方々を指します。親孝行の「孝」とは・・相手が理解するまでしっかり伝えること、そして「行」とは・・自らの行動で実行し続けること。理念が組織内で躍動している姿に感動しました。
昨年、会長から様々なお話を伺ったところからご縁がつながり今回の参加となりました。スタッフ全体に青谷会長、青谷社長の思いが伝わっていることを確認させていただく貴重な機会となりました。
※この記事は2024年1月25日 ㈱研秀舎(QM-East)代表 藤原格により作成されました。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。