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志の言語化

組織の中で「あなたの志はどのようなものですか?」「どんな社会を作りたい、どんな未来に貢献したいと考えていますか?」こうした質問に答えられる若いビジネスパーソンがどれほどいるのでしょう。ベテランでもいきなり聞かれると戸惑う方は多いのではないでしょうか。

取り繕った表面的な言葉ではなく、その人の人生観から、そして過去=子供のころからの体験やその時の感情や思いなどを統合していくと今の仕事や生き方に繋がるもの、そして未来にどんな社会を作りたいかが明確になっていきます。時間をかけてこうした体験や思いを掘り起こしながら自分の志を言語化することを真志命の開発と呼んでいます。 少し時間のかかるワークですが、年齢立場に関係なく人生を貫く一本の線を具体化することができるのです。この真志命が浮き上がると心にブレがなくなります。小さなことに動揺しなくなるのです。その仕事を貫く理由にもなります。

私の真志命は「感動・喜び・感謝の先にある豊かな心の社会の創造」。3か月ほどかけてあぶり出したものです。感動・喜び・感謝という言葉は誰でも知っている平凡なものですが、その言葉を掘り下げて蘊奥を探究しながら「豊かな心の社会」に貢献していきます。「豊かな心の社会」とは「経営者も社員もお客様も誰もが笑顔になれる幸せの輪」という意味です。心理的安全性が確保された自己受容組織ともいえます。

私事で恐縮ですが、子供の頃の父親との一方的なコミュニケーションを通して感じてきた寂しさ、ストレス、悶々として経験がベースになっています。「ほめる、認める、わかちあう」というキーワードの源です。社会に出てからはクレームの多い住宅取引のビジネス経験も信頼、幸福感や笑顔の大切さに影響しています。人生の至るところで感じてきた感動喜び感謝につながる世界観、自己肯定感などが今の仕事につながっているのです。誰でもそれぞれの人生にある経験や思いを紡いでいくと一定のキーワードが浮かび上がり、今そして未来へとつながる動線が浮かび上がります。

自分を支え人生を貫く真志命の開発はこれからの生き方のキーワードになると確信しています。感動経営の根幹にはこの考え方が存在します。経営理念は企業の中心軸ですが、社員一人一人の個人理念としての真志命と重なる部分が多ければ多いほどその会社で働き続ける理由になります。前向きで建設的な日々を送る原動力になるのです。内定者も入社5年目位までの若い世代には特に深堀する機会が必要と考えています。

 

 

この記事は2024年6月20日 ㈱研秀舎(QM‐EAST)代表の藤原格により作成されました。

 

 

 

 





 

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