ジェネレーションギャップを考える
社会=組織には昭和~平令の様々な価値観が共存しています。昭和世代がやってしまいがちな過ちのひとつにコミュニケーションは密な方がいいと思って勤務時間外でもコンタクトを取ってしまうことがあります。それが思い切り嫌がられていることはままあります。プラスの内容、良い情報で早く伝えてあげた方がいいだろうと思っても、勤務後のプライベートな時間とか休日にメッセージを送ったりするのは注意が必要です。今の時代は特に部下の繋がらない、繋がりたくない権利をというものを考慮する必要があります。緊急時にはこういう手段で連絡しますという事前ルール、取り決めは必要ですが、部下が喜ぶと思われる、部下のためになると思われる内容であったとしても急がない場合は週明けの業務時間内を活用し、プライベートな時間には入らないと決めてあげることが特に若い世代の心の安定に繋がります。
かくいう私も若い時、いえ10年前までそういう感覚をあまり好ましくないであろうと思いながらも仕事とはそういうものと考えていました。上司からも週末、夜に連絡がくることはままありましたし。どちらかといえば本気で取り組めば仕事とはそんなもの、という割切りがありました。雑駁に言えばそれが昭和世代です。ある時、年始に部下にメールでメッセージを送るなど行ったのですが、レスポンスがまったくなかったことを踏まえて時代が違ってきたと悟ったのです(遅いですね)。時代はどんどん変わりますので、その価値観の変化に対応していく必要があります。いちいち「昔はこうだった」「常識とは」等と我を張らず、若い世代に教えてもらう感覚で接してあげると色々な発見があるはずです。些細なことですが、感動経営の基礎「ほめる・認める・分かち合う土台」のためには大事なあり方です。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。