2020年は学びの構えを持つところから
今年も「セールス革命 SL戦略会議」を通して人間力・魅力を磨き、成果を作る感動営業革命を広めていく所存です。さて、心新たな年の初めなので「学ぶ時の姿勢」について触れてみたいと思います。
セミナーや研修を行っていて感じることでもありますが、次に述べる姿勢ができている人は情報の吸収の密度・仕方が違います。まず1番目に情報を「知った」のか「わかったのか」の整理。正確には情報を取り入れただけなのか、内容を理解したのか。こうした言葉の使い分けは深く入っていくために大切なフックとなります。2番目は内容を「理解した」だけなのか、本質を「掴んだ」のかの確認。1から10まで頭に入れることが目的ではなく、何が大切でそれをどう咀嚼したか、ということです。
3番目は「掴む」と「できる」の区別。学んだことは実行・再現できて初めて自分のものになったといえます。座学では意味がありません。別の言い方をすると人に伝えられる、教えられるところまでいけば本当に身についたと言えるでしょう。人に教えるつもりで最初から学んでいくことが実は効率的、効果的な学びの構えです。
自分の頭の中で目まぐるしく交わされるもう一人の自分との会話にも留意が必要です。「思考のカーテンをひかない」という言い方もしますが、「そんなの知ってるよ」「もうできるし」「そんなの無理」など頭の中で反応しないと決めておくことも大切です。学ぶのが好きで情報を素直に受け取っているつもりでも意外にできていないかもしれないという自覚を持っておくと、耳に届きにくい「本質」が捉えやすくなります。
学習定着率は他人に教えることを通して格段に伸びるということを表すラーニングピラミッドという図がありますが、それを参考に「大好きで大切な人」に常に伝えるつもりで、今年もしっかり学んでいかれてはいかがでしょうか。
上記の記事は弊社の根幹となる哲学「喜びの帝王学」を基にしています。