新緑の季節、街には初々しいスーツ姿が溢れています。しかし、一方で「入社当日の退職代行」というニュースが世間を騒がせています。

ここで一度、組織の中心軸として心に据えておきたい考え方があります。それは稲盛和夫氏の名著『働き方』の中にあります。稲盛氏は、仕事とは単に糧を得る手段ではなく、「心を磨き、人格を高めるための尊い修行である」と説きました。感動経営革命の視点を合わせると次のような「接点」が見えてきます。

それは、「DO(何をやるか)」に没頭した先にしか「BE(どう在るか)」という人生の目的は見つからない、という真理です。「まずは目の前のDO(仕事)を、誰にも負けない努力で、面白がって(快で)やり抜いてみる。すると、様々な気づきが得られます。ここがとても深い重要なところとなります。ここをどれだけ熱量を込めて説いていけるかが大事なところですね。結論として、お客様の喜びが自分に還り、その手応えが『自分はこのために生きているのだ』というBE(在り方)を形作るということです。

「人生の目的」は、どこか遠くにあるものではなく、稲盛氏が説くように、目の前の仕事に「狂」がつくほど打ち込む。その「一味違う」取り組みこそが、どの時代でも人生を充実させる唯一の魔法となるはずです。泥臭い話ですが、やはりこれこそが唯一不変の真理と思います。

今風の若い人の考え方を理解することも大切ですが、ブれてはいけないのは・・仕事に恋をして自分を磨くという姿勢を説くこと。私が知る限り、若くてもこうした考え方で精進している意識の高い人はたくさんいます。

この記事は2026年4月7日(火) 株式会社研秀舎/QM-East代表 藤原格氏により作成されました。